非正規公務員にボーナスを支給！

来年度から全国の都道府県で非正規公務員にもボーナスが支給されるようです。働き方改革が背景にあるようですが、ボーナスにあたる期末手当を支給することが検討されています。

地方自治法の改正が来年4月から施行されるのを受けて、全国的に支給が検討されています。都道府県によっては、「支給金額を精査中」として、消極的なところもあるようですが、なかには、ボーナスを出すかわりに毎月の給与を減らし、年間支給額は、変わらないという、おかしな現象まで出てきています。

そもそも非正規公務員とは、国や地方自治体で働く非常勤や臨時職員の総称ですが、正規に比べ給料が安く、ボーナス、通勤手当、昇給などが期待できず、民間企業のように正規雇用へ道を開くルールもないなど、待遇は劣悪でした。

そのうえ、非正規の地方公務員には、ボーナス支給や昇給をしなくても自治体に罰則規定はなかったことから、これまでボーナスは支給されなかったようです。これらを改善するため政府は、2017年（平成29）に地方公務員法を改正し、2020年4月から会計年度任用職員制度を導入して待遇を改善することになったのです。

今回の改正で多くの非正規公務員の生活が改善されることと思いますが、税金が原資なだけに慎重に検討して実施して欲しいと思います。

                                                                              非正規労働者の生活改善を！