中国経済の心臓部、操業停止が深刻に・・・

新型コロナウイルスの発生源となった湖北省武漢市は、中国のみならず世界の重要な工業基地の一つです。日本の自動車メーカーのほとんどが、ここで部品を製造していますので、部品の調達ができない日本の子会社は、すでに稼働停止に追い込まれています。

中国で製造された部品を積んだ船も港を出港できない状況が続いているように言われていますので、中国製の部品が届かない以上、日本国内の自動車メーカーにとっては、死活問題です。

また、武漢は、スマートフォンやテレビの液晶パネルを作成していることでも知られていますので、このような状況が長く続くとなると世界中のスマホやテレビ等のメーカーが影響を受けることになります。これらの製造会社は、操業停止できる限度日数が１〜２週間と言われていますので、既に危機的状態になっており経営不振からの企業倒産も考えられます。

今やほとんどの生産ラインでIT技術を駆使した無人ロボットが活躍する時代ですが、世界経済も最終的には、人間がいなければ成り立たないという現実を知ることができました。中国という巨大な国が、病気に感染してしまうと世界経済の歯車が停止してしまい命取りになってしまうのですね！

中国当局も操業停止の期間は、賃金を払い続けるように指示しているようですから、企業側の資金調達をめぐって混乱が起きていることは確かです。いつまでも続くのでしょうか？この事態を打破する手立ては、あるのでしょうか？全世界が国境を越えて対策を考える時が来ているように思えます。

人命を脅かす新型コロナウィルスが、世界経済にも大きな影響を与え始めていることを知らされました。

☆人類に課せられた大きな試練かも・・・