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草木饅頭に世界遺産の万田抗シール発見!

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福岡県の世界遺産、万田抗ををご存知ですか?

世界遺産の金ピカシールが、貼ってある草木饅頭を店頭で見かけて「万田抗」について調べてみました。世界遺産の万田抗、所在地は荒尾市になります。三井三池炭鉱のひとつで、国内最大規模の竪坑跡です。明治30年(1897年)から35年(1902年)にかけて作られた第一竪坑と、明治31年(1898年)から41年(1908年)にかけて作られた第二竪坑から成る石炭の採掘場です。

 

平成27年に万田坑と専用鉄道敷跡を含む「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されることが決定され、世界的に有名になりました。石炭の採掘場としては、わが国最大規模の竪坑で、当時の三井が総力を上げて整備をしていましたが、採炭の非効率性とエネルギー交代の波に押されて廃坑となり今に至っています。

 

草木饅頭はと言うと、老舗の総本家「黒田屋」さんと「江口栄商店」さんが製造されています。創業が大正3年ということですから万田抗の歴史より少し新しいことになりますが、当時の坑夫の方も草木饅頭を食べて働いていたのでしょうね! 万田抗も今や世界遺産となり、当時の操業時の面影をとどめているだけになりましたが、草木饅頭の方は、明治時代の後期から素朴な饅頭として、「平和饅頭」から、「草木の饅頭」、そして「草木饅頭」へと名前を変えながら人々に親しまれてきました。歴史あるものには、どういったものであれ言葉で言い尽くせないドラマがあることを教えてくれます。いつまでも、その味わい深い歴史を築いていって欲しいと思います。

 

万田抗の歴史の中に草木饅頭あり・・・