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医療費負担割合変更の課題!

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後期高齢者医療費の窓口負担割合が、現状の原則1割から2割になるようです。75歳以上の医療費が伸び続ける一方で、その費用を現役の若者の保険料で4割も負担しているというのだから若者の不満は高まる一方です。

 

いずれは、自分たちが、高齢になった時に医療費がかかるのだからというだけでは、若者たちの理解は得られないでしょう。75歳以上の高齢者は、自分たちの負担割合が増加し、年金暮らしの少ない収入から医療費を支払わなければならない。そのことに対する反発と、若者たちは、自分たちが払う保険料の還元メリットが見いだせないでいることとが、真っ向から対立する形になっています。政府は、年収を考慮して負担割合を決めるとしていますが、それほど単純なものではないと思います。

 

世界的に見ると、日本での医療費を患者自身が負担する割合は、約14%で世界ランキング149位です。世界平均の31.3%からすると負担は少ないように思えますが、先進国では原則無料や公的保険の強制加入等、国民の理解を得ながら、より進んだ医療費負担に対する考え方に基づいて、将来を見通した医療体制を実施しています。日本でも従来の考えに固執しないで、よりグローバルな医療費負担割合について考えて欲しいものです。負担ゼロが理想ですが・・・

 

                                                                 医療費負担は誰のため!