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世界的に自慢できる日本の医療費制度!?

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日頃、当たり前のように病院で治療を受けている私たちですが、今回は、日本の医療費について考えてみました。世界的に見ても日本の医療費制度は優れており、大変優れた特徴を持っていると言われています。


いつでも、誰でも、平等に医療を受けることができるのは、日本に国民皆保険制度があるおかげです。安心して医療を受けられるように国民全員が公的医療保険に加入し、家族も加入者の扶養家族としてカバーされ、一人ひとりが保険料を出し合い、助け合うことによって支えられています。

 

つまり、日本の医療保険制度の優れた特徴は、

①国民皆保険制度を取り入れています。アメリカなど、無保険の国民がいる国も多い中で、日本ではすべての国民が公的な医療保険に加入しています。

②フリーアクセスで、何の制限も受けずにどこの医療機関でも、どの医師にも自由に診てもらえて医療サービス(治療)が受けられます。世界には登録した医療機関を最初に受診しなければならない国もあります

③現物(医療サービス)給付で、診察を受け注射や手術、また薬を投薬されることなど、医療を窓口での一部負担金のみで受けられます。

 

いかがですか、日本の優れた医療費制度ですが、それを維持していくためには、必ず財源が必要となってきます。今後、財源をいかに確保していくのか?これからの高齢化社会の重要な課題です。先にお話しましたとおり、若者たちだけに高い割合の医療費を負担させるには限界がきています。

 

今年度の医療費総額は過去最高になり、2022年には、団塊の世代が後期高齢者に仲間入りしていくことになり、本格的に医療費を使い始めれば、さらに医療費は大きく膨らむことになります。そうなれば、高額な医療費を誰が負担するのか?国が負担してくれるのか?国民に負担させるのか?抜本的な改革が早急に必要なことに変わりはないと思いますが、スピード感を持って改革にあたって欲しいものです。

 

                     医療費制度の将来を考える者の独り言