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「七草がゆ」の不思議!

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正月7日、朝食は、言わずと知れた「七草がゆ」、1月7日の朝に食べる行事食ですが、春の七草を入れたお粥として知られています。全国的には、7日に食べられていますが、中には、旧暦の7日(1月31日)、あるいは、15日や2月7日の月遅れに食べる習慣もあるようです。

 

春の七草は、「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」と小さい頃、一生懸命暗記したことを覚えています。昔から、無病息災を願って、身体に良い「七草がゆ」を食べる風習ですが、正月料理に疲れた胃腸を休めるといった意味合いもあるようです。

 

ところが、なぜ春の七草なのか?それは、七草が、春一番に芽吹く植物で邪気を払うという言い伝えがあり、日本版ハーブと言われる各種の効能を持っているからです。特に、「セリ」には、鉄分が多く含まれていて、増血作用があります。また、「ナズナ」には、利尿作用があると言われています。さらに「ハコベラ」には、タンパク質をはじめ多くのミネラル分が含まれており、止血、利尿作用、鎮痛作用、歯槽膿漏の予防にも効果があるとされており、古くから薬草としても利用されていたようです。

 

このように、疲れた胃腸の修復のために身体に良い春の七草を、消化の良いお粥と一緒に食べるという習慣が、古来から受け継がれてきたのでしょうね。風習には、私たちが、生きていくためのノウハウが詰まっており、将来の子供たちにも、ぜひ残してあげたいものの一つです。

 

「七草がゆ」の驚くべき効能でした・・・