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寒ブリを食する!お正月の定番料理には意味あり!

毎年、今頃になると身に油が乗って美味しい寒鰤(カンブリ)が店頭に並びます。おせち料理のなかでも焼き物の定番料理として有名なブリの照り焼きですが、何故、ブリを食べるのか?それは、皆さんもご存じのように、その大きさから、ワカシ、イナダ、ワラサ、メジロ、ブリと呼び名が変わっていき、出世していく魚と言われているところから、お正月に食べることで、立身出世を祝うということからきているようです。

 

西日本では、大晦日に食べる「年取り魚」としてブリを食べる習慣があるようです。年越し蕎麦の代わりに寒ブリを食べるとは、羨ましいですね。また、東日本では、ブリの代わりに鮭を食べる地方もあるようですが、ブリも鮭も塩で処理して、長期保存できる保存食としての意味合いもあるようです。なお、私の地方では、嫁をもらったら3年間は、年末に嫁の実家にブリを持参するという「ブリをかける」という風習があります。不思議ですね。

 

同じ青物と呼ばれる魚でも、ヒラマサやカンパチは、非常に姿、形が似ていますが、ブリだけは、それらとは、別格の扱いを受けています。なお、おかしなことにこの2種類とも漢字で表す場合の「魚編」がありません。そのことが理由では、ありませんが、ブリの代用品として使用されることはあっても取って代わることまではできないようです。

 

年末年始の寒い時期に一番脂がのって美味しい魚を、出世魚として食べる習慣を作った日本人の知恵に驚きますが、理にかなっているから驚きですね~

年末からお正月にかけて1年間頑張った自分へのご褒美として、美味しいものをたくさん食べて、新しい1年に向かって頑張る栄喜を養いましょう。

 

ブリ(鰤)のように立身出世できますように・・・