秋の日はつるべ落とし!雪蛍とは・・・
「つるべ」と言ってもお分かりでない方もおられるでしょうが、古井戸にかかっている滑車のようなものと言えばどこかでご覧になったことがあるでしょう?
「秋の日はつるべ落とし!」とは、秋の日の夕日は、「つるべ」のように、あっという間に暮れてしまうのたとえですが、今風に言えば、「バンジージャンプの急降下」とでも言っておきましょうか。(笑い)
さて、あのオレンジ色に輝く洛陽は、一日の仕事を終えた太陽がゆっくりと地平線に沈んでいくという、もの悲しい秋にはピッタリの情景です。夕日を追っかけて鳥たちもねぐらへ帰り、あたりはいつの間にか暗くなる。このような日本の原風景をまじかに見ることのできる環境にいる私たちは、幸せなのかもしれません。
空が茜色に染まる夕焼けは、翌日が晴天になる証拠です。さわやかなこの時期ですが、北海道内の各地では、冬の到来を告げる「雪虫」が大量発生しているとか?今年の残暑で大量発生したようですが厄介な虫のようですね。幸い私の周りには、見当たりませんが、小さな虫たちも秋の終わりを惜しんでいるのでしょうか?森村誠一のミステリースペシャル「雪の蛍」に出てくる雪蛍とも呼ばれているようです。
明日もこの夕陽が、私たちにおだやかな一日を約束してくれることを願っています。
茜雲の使いより